2013年09月30日

購入録(2013.09.30)

板倉梓 少女カフェ(1) 芳文社 ¥650

板倉梓のデビュー作品。
近くに本屋さんになかったのでAmazonさんで取り寄せました。
こういうときは通信販売便利ですよね。
なるべくなら地元の本屋さんにお金を落としたいものですが。
内容はいつもどおりの板倉梓作品みたい。
続きは出ないのかなあ。

〈2013年漫画購入覚書〉 計203冊 ¥122,293
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2013年09月29日

月刊アフタヌーン2013年10月号感想

〈おおきく振りかぶって〉
 百枝監督と百枝コーチの打順を巡る議論が面白い。何はともあれ,攻撃面ではやはり田島が中心のチームになってしまうのですよね。本来は一番が適任という田島を四番で使わないといけないというのが西浦高校の弱みでもあります。そして,そんな事態を打開すべく千朶高校戦では四番花井,五番田島,六番栄口の新編成。これが功を奏すのか楽しみであります。

〈こたつやみかん〉
 落語研究会を訪れる南香高校の南香亭長七こと桐野武彦。暫く前から登場していたのに本名は今回が初披露ですね。その桐野君の前で披露した「悋気の独楽」をみんなから酷評されて落ち込む日菜子。桐野君への対抗心が強すぎるのでしょうね。そんな日菜子を寄席に誘う真帆。桐野君から落語に誘われたとのことでいろいろ人間関係がややこしくなってきそうであります。

〈宝石の国〉
 左眼と足を失いながらも何とか帰還したフォスフォライト。激怒する金剛先生が非常に怖いです。それもフォスのことを想ってのことなのだけどね。但し,博物誌制作は中止されてしまいます。一方で失った足の代わりにウェントリコスス王が残した鉱石をルチルによって移植されることになりました。無事にインクルージョンが親和したおかげでフォスの足は機能するようになったのですが,寧ろ以前よりも素早く行動できるようになった模様。この変化が如何なる事態を齎すのか楽しみです。

〈ヴィンランド・サガ〉
 クヌート王への謁見を賭けてドロットの100発の拳に耐え続けるトルフィン。しかし,その卓越した回避能力により衝撃を散らすことに成功します。まあ,あのトルケルにも勝った男だからね。しかし,その場に姿を見せたオルマルと蛇に気を取られて渾身の一撃を喰らってしまいます。それでも最終的に100発全てを受け止めるトルフィンが素晴らしい。彼が語る「オレに敵なんかいない」という言葉が重いよね。次回はいよいよクヌート王との再会になります。物語の転機となる予感があります。

〈今日のユイコさん〉
 赤崎さん祭り!! 熱を出して休んだ青松くんをお見舞いする赤崎さんの尋常ではない可愛らしさがたまりません。青松くんの優しさもいい感じだよね。トモヤとユイコさんもいいけど,今回は赤崎さんの魅力に完全に打ちのめされました。青松くんが羨まし過ぎます。

〈KING AND BARON+〉
 連載再開の『ヴァムピール特別篇』。これはこれで面白いのだけれども,本篇の再開はいつになるのでしょうか。休止してから結構時間が経ってしまっていますよね。今回はアシュレイに仕えるシャーロットに纏わる物語。元ネタが日本の都市伝説「赤マント」というのが面白いです。しかし,シャーロットもベッツィも可愛いねえ。樹なつみの描く女性はたまにものすごく好みなことがあります
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羽海野チカ『三月のライオン(9)』

〈2013年漫画感想11冊目〉
羽海野チカ 三月のライオン(9)


 ひなたの進学と宗谷名人に挑む土橋九段の名人戦が描かれる巻。特に宗谷名人と土橋九段の名人戦の緊張感がたまらない。それに立ち会う島田八段の感慨と嫉妬も素敵です。何よりも土橋九段の努力を評する藤本棋竜の言葉が最高に格好いいのです。あの人にとって最大限の賛辞といってよいのでありましょう。宗谷名人との対局の中で最果ての先にある新たな扉を見つけた土橋九段の姿が美しい。一緒に更なる扉の先を求めるふたりの好敵手としての関係にたまらないものを感じます。或いはこの関係が零と二海堂の行きつく先となって欲しいと願います。戦う相手であり,共に高め合う友というものは望んでも求め得ぬものでありましょうから。一方の中心であるひなたの進学を巡る物語は素直に微笑ましい。四国へと越境留学する高橋くんとの別れも経て成長していくひなたの姿が可愛いです。ちほちゃんの転校に端を発したいじめ問題は最終的な解決には至りませんでしたが,それは仕方がないところでもあるのでしょう。何はともあれ,零の在籍する駒橋高校へ入学したのは何よりのこと。新たな環境でのひなたと零の物語にも期待したいと思います。零やひなた,それに土橋九段を見守る家族の優しい視線も印象的。帯にある通りの「家族の第9巻」であると言えましょう。久しぶりに登場した松永七段と初登場の滑川七段の存在感も良かったです。作者が入院療養のために暫く連載は休止とのことですが,しっかり身体を休めて再開する時を心待ちにしたいと思います。
タグ:羽海野チカ
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2013年09月28日

速水螺旋人『大砲とスタンプ(2)』

〈2013年漫画感想10冊目〉
速水螺旋人 大砲とスタンプ(2)


 共和国との戦争下にある大公国の兵站軍に所属するマルチナ・M・マヤコフスカヤ少尉の活躍を描くミリタリー法螺漫画。如何にも作者らしい諧謔に満ちた楽しい作品です。兵站という戦争の裏方が舞台というのにこんなに面白いのが素敵。戦争が題材だけに人死に描写は避けて通れないのですが,それを含めてどこかのんびりとした印象が漂うのが特徴的。事務仕事の達人であるマルチナと彼の上官であるキリール・K・キリュシキン,マルチナの同僚であるボスコやアーネチカと登場人物がみな魅力に溢れているのですよね。「責任問題ですよ!」が口癖のマルチナの堅物ぶりがたまらなく可愛いのですが,だんだんキリールら周囲の人物に感化されてきているのが面白い。また,SF小説執筆を趣味とする昼行燈キリールの意外な切れ者ぶりも格好いいです。尤も,一番好きなのはやはりアーネチカですけれどね。マルチナから文字を教えられて顔を輝かせる場面が非常に好みでありました。帝国軍のラドワンスカ大佐の胡乱な雰囲気もいいよなあ。また,独創性が光る秘密兵器が毎回登場するのも読みどころのひとつ。細かい設定が作者の趣味を窺わせます。楽しんで描いていることが伝わってきますね。マルチナを巡る恋の鞘当や不穏さを漂わせるスィナン・カライブラヒム憲兵中尉の登場など今後の展開も気になります。このままの雰囲気を保って楽しく読ませて欲しいと思います。
タグ:速水螺旋人
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2013年09月26日

購入録(2013.09.26)

羽海野チカ 3月のライオン(9) 白泉社 ¥510

待望の『三月のライオン』の最新巻。
表紙のひなちゃんが可愛いです。
物語的にもヒロインの立ち位置が確立かなあ。
宗谷名人と土橋九段の死闘も印象的でありました。
ただ,作者の入院療養の為に連載は暫し休止とのこと。
なるべく早期の連載再開を願いたいと思います。

〈2013年漫画購入覚書〉 計202冊 ¥121,643
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2013年09月25日

高尾じんぐ『くーねるまるた(2)』

〈2013年漫画感想9冊目〉
高尾じんぐ くーねるまるた(2)


 日本で暮らすポルトガル人留学生マルタの楽しい日常を描く漫画の第2巻。相変わらず,貧乏だけれども創意工夫して幸せな生活を送るマルタが可愛らしい。食いしん坊なので必然的に食べ物のお話が中心となるのですが実に美味しそうに食べるのですよね。その姿を見ているだけで頬が綻ぶものを感じてしまいます。由利絵さんに美緒子さん,それに今巻から登場の美術大学合格を目指す女医の神永さんとマルタの友人たちもいずれも魅力的。特に個人的に神永さんが非常に好みであります。古道具屋の国枝さんもまた再登場して欲しいですね。一話完結という構成を取っていますので根底を流れる物語はないのですけれど,マルタの何気ない一日を見ているだけで楽しくなれる稀有な作品であります。ちなみに今巻に登場する料理の中で一番気になったのはアジの干物の炊き込みご飯でした。簡単に作れそうなので今度挑戦してみたいもの。ドングリを埋め込んだイベリコ豚風豚肉ソテーやシーチキンおにぎりを活用したポルトガル風シーフードリゾットのアロス・デ・アトゥンにも心惹かれてしまいます。何はともあれ,実に自分好みののんびりした作品であります。児童文学にまつわる逸話が織り込まれるのも素敵。日本を愛するポルトガル人留学生の貧しくも幸せな日々をずっと見守って行きたいものであります。
タグ:高尾じんぐ
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2013年09月23日

春河35『文豪ストレイドッグス(2)』

〈2013年漫画感想8冊目〉
春河35 文豪ストレイドッグス(2)


 文学史上に燦然と輝く文豪たちによる異能力戦闘アクション漫画。迂闊に歴史に名前を残すととんでもない扱いを受けるということが良く分かります。何しろ,中島敦はその能力「月下獣」によって虎に変身し,太宰治は他の能力を無効化する「人間失格」を駆使し,国木田独歩は「独歩吟客」により手帳に書いたものを具現化し,現段階では彼らに敵対する芥川龍之介は外套を全てを切り裂く黒獣と化す「羅生門」を操るのですから,只事ではありません。とは言え,この悪辣な設定が実に楽しい作品に仕上がっております。自分のお気に入りはあらゆる外傷を治癒する代わりに一度は瀕死の状態に追い込まないといけない「君死給勿」を使う与謝野晶子。或いは実際のところは異能力ではないにも関わらず常人離れした推理力「超推理」を駆使する江戸川乱歩でしょうか。芥川龍之介の配下である樋口一葉も好みなのだけれど現段階では能力は未知数。酷い目に遭っている印象しかありません。また,泉鏡花が可憐な少女というのもやや疑問。尤も,女装しているだけかもしれませんけれども。最新巻である2巻末では太宰治が芥川龍之介によって捕らわれたところまで。福沢諭吉率いる武装探偵社と芥川龍之介が所属するポートマフィアとの戦いは更に苛烈になるでしょう。未だに能力の発動がない宮沢賢治や福沢諭吉らも楽しみですし,今後如何なる文豪が参戦するのか期待したいところであります。「檸檬爆弾」を使う爆弾魔の梶井基次郎など扱いが酷い人物も含めて外連味に溢れすぎており,実に好みです。
タグ:春河35
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月刊@バンチ2013年10月号感想

〈海のクレイドル〉
 新連載。産業革命期のイギリスを舞台とした海洋浪漫というだけで既に魅力的。死亡したとされる主人を探し求めて,その遺児エヴァンとともに旅に出る少女モニカが主人公となります。エヴァンを誘拐同然に攫ったモニカの前に姿を見せた巨大な帆船が鍵となるのかな。今後に注目したいと思います。

〈軍靴のバルツァー〉
 ニールセン大尉率いる騎兵部隊を退けたバルツァーの前に現れた女性記者アンネリーゼ。7年前にバルツァーとリープクネヒトの進む道を別ったあの事件の現場にアンネリーゼがいたというのが面白い。その事件の陰でリープクネヒトに繋がっていたのが現在のヴァイセン陸軍参謀総長というのがあまりにも不穏です。巨大な陰謀の策動を感じます。ホルベックとの停戦で物語は新たな舞台に移る模様。今後が楽しみでなりません。

〈ウロボロス〉
 日比野監察官と取引する為に美月を誘拐した那智。しかし,ふたりの乗った自動車を公安が執拗に追撃します。基さんを殺害したと思われる赤鼻の男が非常に不気味。那智が語る「まほろば」の実情も胡乱そのもの。錯綜する物語は遂に核心へと至ろうとしているのでしょうか。そして,金時計の男の正体は本当に日比野監察官なのか。いよいよ終盤に差し掛かった感がありますね。

〈生き神のファティマ〉
 シャウエンの民を救う為にファティマを連れ戻すことを命じられたウターリド。彼に同行するセイフとスヤのふたりが意外に魅力的。無口なセイフとドジ娘のスヤの組み合わせが良いです。一方そのファティマは呪術医ハンバルの捕らわれの身に。エイリークの動向も気になります。登場人物が増えて楽しくなってまいりました。

〈エリア51〉
 ギリシア神話の元主神ゼウスと北欧神話の主神オーディンによる一騎打ちが熱い。円卓の上で死ぬまで戦うという円卓ルールがたまらないです。とにかくゼウスが格好いいんだもんなあ。見かけはバーコード頭の冴えない中年なのに。兄ハーデスが残したサングラスをかけるところなんてたまりません。一方で最初の蛇に心惑わされるマッコイを絶望が侵食されます。そこに駆け付けた王子が素敵。反撃となるのかどうか。
タグ:@バンチ
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2013年09月22日

長蔵ヒロコ『ルドルフ・ターキー(1)』

〈2013年漫画感想7冊目〉
長蔵ヒロコ ルドルフ・ターキー(1)


 1950年代アメリカを舞台とした悪漢アクション漫画です。主人公はゴンドランド市の次期市長候補ルドルフ・ターキー。総資産が数十億ドルを超える大富豪であり,傲岸不遜な自信家でもあります。彼を狙う犯罪者との戦いが物語の中心となっていきそう。富と権力を駆使した荒唐無稽な彼のやり方が非常に爽快であります。ある種の憧れを感じざるを得ません。偶に見せる孤独な表情も魅力的。彼の背景は未だ語られていませんが,祖父の資産を受け継いだことは確かでしょう。彼の家族が物語の要となることは想像に難くありません。彼を守る秘書はエグマリヌとモモコのふたり。華奢な女性ながら高い戦闘力を見せるモモコは実に魅力的。一見,大人しい印象のあるエグマリヌもルドルフの敵に対しては機関銃を乱射する凶悪性を発揮します。このふたりのルドルフへの絶対的な忠誠心が素敵です。また,ルドルフの旧友で刑事のペイル・パイソンとヴェルメリオ・ヴォルフもいい味を出しています。特にルドルフから性格最悪と評されるペイルの悪辣さが実に良い。今後の更なる活躍に期待したいものです。ルドルフが想いを寄せるラパン姐さんも所謂いい女。何と言うか,登場人物に魅力があり過ぎてたまらないものがあります。お世辞にも性格がいいとは言えない人たちばかりなのですけれどね。彼らの根底にあるものに惹かれるのでしょう。物語は明らかになったルドルフ暗殺計画が中心になる筈。性格は悪くとも心強い仲間たちとともに暴れるルドルフの痛快な活躍を期待したいと思います。
タグ:長蔵ヒロコ
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月刊ウルトラジャンプ2013年9月号感想

〈アド・アストラ〉
 カンナエの戦いが遂に開始。寡兵のカルタゴ軍に対して,大軍をもって正攻法で挑むローマ軍。ファビウスを信頼しながらも,敢えて戦闘に踏み切ったアエミリウスの決断が重い。そして,そんなアエミリウスに手を差し伸べるミヌキウスが格好良すぎます。そんなローマ軍に襲いかかる三日月弧を描くカルタゴの軍勢。ハンニバルの策略に克目したいと思います。

〈PEACE MAKER〉
 G・O・D開幕。銃神コール・エマーソンへの挑戦権をかけた死闘が始まります。出場者は全部20名。ホープやニコラ,エイドリアンに加えてアトラやスティーブ・バケット,ハイマン・エルプトンが参加しているのが興味深い。他にも胡乱な人物が多数見受けられます。戦闘前夜のコニーとニコラ,アトラとエイドリアン,ホープとカイルの語らいもいいね。そして,その圧倒的な実力を見せつけるアトラの初戦が実に衝撃的。彼女の謎の力が非常に気になります。

〈ぎんぎつね〉
 引き続き例大祭準備中。結構引っ張るね。交錯する想いを丁寧に書きたいということなのかもしれませんが。エプロン姿の十子さんが実に可愛かったです。まことの両親の出逢いのお話も今後取り上げられることになるのかしらね。

〈長歌行〉
 行方不明となった長歌を探す阿史那隼や秦古たち。ふたりに挟まれて苦労する穆金が楽しいです。いい味を出すようになったよね。一方で阿離という名で道観に身を寄せる長歌は流民の子供たちと触れ合います。この邂逅が如何なる変化を齎すものか。そして,李淳風が再登場。胡乱な雰囲気漂う人物なだけに楽しみであります。

〈℃りけい〉
 物理部らしく実験に勤しむ面々。というか,危険すぎて面白い。これは彼女らの実態を未だに把握できていなかった谷崎先生が悪いような気がするなあ。ドライアイスとエタノールのエーテル反応は楽しいよね。
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2013年09月21日

購入録(2013.09.21)

トミイ大塚 ホークウッド(4) メディアファクトリー ¥620

英仏百年戦争期を舞台に傭兵の戦いを描く『ホークウッド』の第4巻。
前巻で敗北を喫した白鴉隊を立て直すホークウッドの策が楽しい。
黒狐ギャバンとの頭脳戦も非常に面白いです。
戦いもいよいよ佳境に入った感があります。
世界史趣味者として歴史の末は承知しております。
そこに至る過程を存分に楽しみたいと思います。

〈2013年漫画購入覚書〉 計201冊 ¥121,133
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杉山小弥花『明治失業忍法帖(4)』

〈2013年漫画感想6冊目〉
杉山小弥花 明治失業忍法帖(4)


 明治時代初頭を舞台に大店の娘である菊乃と失職した元伊賀忍の清十郎との恋模様が描かれます。菊乃の世間知らずなじゃじゃ馬ぶりと清十郎の卑屈ながらも世慣れた雰囲気が絶妙にかみ合っていて非常に好み。明治という新時代の世相を物語に織り込みながら,最初は偽りであったふたりの関係が徐々に深まっていく様子が丁寧に語られます。突拍子もないことを言いだす菊乃に翻弄されながらも惹かれゆく清十郎が実に良い。最新である4巻末の自らの感情にとまどうふたりの姿が可愛いです。互いへの想いを自覚したふたりの変化が気になるところであります。また,菊乃に想いを寄せる元薩摩藩士の警官・槇や菊乃と同じ女学校に通う元会津藩出身の桃井さんなど脇を固める人物も魅力的。その出自から仇敵であった筈の槇と菊乃に妙な因縁が出来たのが楽しいです。ふたりが結ばれることは難しそうではありますけれども。また,政府転覆を目論む一派の桐生も再登場を期待したいもの。菊乃と清十郎,不器用なふたりが明治という激動の時代の中で確かな関係を育んでいく姿を今後も楽しみに見守りたいものです。まだまだ清十郎の隠す秘密或いは過去はありそうですけれども,幸せな結末へと辿りつくことを祈っています。勿論,槇や桃井さんたちの行く末も大いに気になるところです。
タグ:杉山小弥花
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2013年09月19日

購入録(2013.09.19)

落合さより ぎんぎつね(9) 集英社 ¥630
坂本眞一 イノサン(2) 集英社 ¥540
熊谷カズヒロ モンテ・クリスト(1) 集英社 ¥590

集英社の新刊を購入。
『ぎんぎつね』は連載を読んでいますが,残りの2作は未読。
というか,『モンテ・クリスト』は表紙買いであります。
表紙からは結構期待出来そうな雰囲気が漂っています。
デュマの『モンテ・クリスト伯』の単純な漫画化というわけでもなさそうだけど。
楽しみに読みたいと思います。

〈2013年漫画購入覚書〉 計200冊 ¥120,531
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2013年09月18日

購入録(2013.09.18)

佐藤両々 あつあつふーふー(1) 双葉社 ¥680
小田原みづえ 大正ロマンチカ(1) 宙出版 ¥650

どちらも初めての漫画家さんの作品。
『あつあつふーふー』は広島が舞台というだけで購入してしまいました。
お好み焼きが食べたくなってしまいますね。
以前はコンパイルに所属していたというのが懐かしいです。
『大正ロマンチカ』は題名に惹かれました。
こういうのが意外に大当たりだったりするのですよね。
なるべく題名買いは控えようとは思っているのですけれど。

〈2013年漫画購入覚書〉 計197冊 ¥118,771
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2013年09月16日

ハルタ第7号感想

〈エニデヴィ〉
 舞台はロンドンへ。若き悪魔祓いマーク・バローズ神父を巡るエニエルとデヴィエラの戦いが描かれます。但し,事態は意外な方向へ。シスター姿のエニエルとデヴィエラが可愛いです。悪魔を喚ぶバローズ神父の真の目的と銃撃されたエニエルの生死。物語の行方が気になります。

〈ルドルフ・ターキー〉
 ゴンドランド市を牛耳るカジノ・オーナーたちの会議で起きた暗殺未遂事件。その標的はルドルフではなくキングフィッシャーでした。暗殺未遂事件の黒幕であるスネイルをあっさりと看破し,加えてキングフィッシャーに恩を売るルドルフが最高に格好いい。しかし,一方でルドルフに忍びよる黒い影の存在も明らかに。再び風雲が急を告げてきた感があります。モモコとエグマリヌの出番が多いのは嬉しいけれど,ラパン姐さんが出なかったのは寂しいなあ。

〈乙嫁語り〉
 バダン一族による襲撃を受けるアミルやカルルクたちエイホン家。しかし,そのバダンの魔手は手を組んだ筈のハルガル家にも向けられていました。突如後方から襲撃を受けるアゼルたち。この窮地を如何に脱するのか楽しみです。普通に考えれば,アミル達と共同戦線を張るってことになるのだろうけれど。今回はちょっと書き込みが薄かったように思えますが,気のせいなのかなあ。毎号,あの質を保つのは正直凄いと思います。

〈ジゼル・アラン〉
 久しぶりに再会を果たしたジゼルとエリック。但し,エリックの内心は複雑でありましょう。夢を果たすことなく,自ら恥ずべき仕事をしているのでありますから。モニクに酷評され絶望するエリックの心を救えるのはやはりジゼルなのかなあ。新たな展開が待ち受けていそうであります。

〈狼の口〉
 ヴァルターとヴォルフラムによる最後の戦い。ヴォルフラムの短剣使いに翻弄されるヴァルターですが,ヒルデの残したショーテルと機知を武器に遂にヴォルフラムを捕えることに成功します。この息詰まる一騎打ちは最高に素晴らしかった。物語はいよいよ最終幕へ。ザンクト・ゴットハルト峠の代官ヴォルフラムへ下される民衆の仕置きが注目されます。

〈ストラヴァガンツァ〉
 首都ミテラを放棄して西へ逃げる人間たち。単行本1巻末の状況とは一変した緊迫感が漂います。新たに出逢ったのはセポイヤという巨人の一族。その青年イルッポの庇護を受けて,久方ぶりに安堵出来る時間を過ごすことになります。しかし,ウンバの襲撃から解き放たれたわけではありません。如何に事態を打開するか楽しみです。

〈少年の名は〉
 庭の中にある小屋を巡るキースとマックスの攻防戦。そして,アンディに取り上げられたマックスのラジオの代わりとなる傘ラジオを作り上げるキースの姿が実に楽しいお話。マックスも今後キースのよき友として登場しそうな気配です。サマンサもいい味を出しているよなあ。やっぱりこの物語は大好きですね。『飛ぶ教室』や『クオレ』を想起させます。

〈事件記者トトコ!〉
 令嬢連続誘拐事件の続き。故障した桔梗さんが可愛いというかなんというか。しかし,令嬢誘拐事件の真相があまりにもアホらしくて脱力。まあ,この漫画らしいと言えばそれまでなのですけれども。桔梗さんの目から怪光線は怖いよなあ。入谷先輩の不運ぶりが楽しいです。桔梗さんとフラグは立ったと見るべきなのかしらね。

〈瑪瑙之竜〉
 物語は一気に飛んで2013年へ。姿を消した瑪瑙之竜の面々のその後がデッカーの部下ファズの口から語られます。写真と封印されたアルベールは復活し,実家の石油会社を継いだゼインはジニーと結婚,またマナブはファズの著作の翻訳家として活躍。最後に残ったニスのその後は次回の最終回にまわされました。瑪瑙之竜の活躍も次号で見納めかと思うと残念ですね。せめて大団円を期待したいと思います。
タグ:ハルタ
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久正人『ノブナガン(3)』

〈2013年漫画感想5冊目〉


 歴史上に名を残す傑物の遺伝子を武器に,進化侵略体と戦う人類の姿を描いたアクション漫画の第3巻。今巻はその全てがストーンフォレスト作戦に充てられています。参加者9名の特性を生かした作戦行動が素晴らしい。特にガンジーとニュートンの能力の使い方がたまりません。そして,この作戦名の付け方が非常に好み。重度の兵器オタ且つ特撮好きの小椋しおが立案した作戦故に説得力があります。作戦の要にM1A2エイブラムスの起用を嬉々として語る彼女の姿に微笑ましさを感じました。但し,戦闘そのものは苦境の連続。ガウディが建造した障壁内で戦う切り裂きジャック,ジェロニモ&スーホ,ジョン・ハンターはともかく,唯一人で戦艦型と戦う小椋しおことノブナガンは終始危機に陥っている印象があります。その最大の危機に駆けつける切り裂きジャックの姿が実に格好良い。更には彼が“モード・夜鳴鶯(ナイチンゲール)”と呼ぶ隠した力も発動させました。この能力はちょっと注目したいところ。或いは彼は切り裂きジャックとフローレンス・ナイチンゲール,ふたりの傑物の遺伝子保有者ということなのかもしれませんけれども。ジョン・ハンターの解剖分析能力の有効な活用も嬉しいところ。ストーンフォレスト作戦が完結する次巻が楽しみであります。ヴィドックが主人公の描き下ろし掌編や他の附録記事も楽しかったです。
タグ:久正人
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2013年09月15日

購入録(2013.09.15)

久正人 ノブナガン(3) アーススター ¥625
中道裕大 放課後さいころ倶楽部(1) 小学館 ¥580
入江亜季 乱と灰色の世界(5) エンターブレイン ¥651
滝口琳々 新☆再生縁(6) 秋田書店 ¥440
くずしろ 姫のためなら死ねる(1) 竹書房 ¥860

『ノブナガン』と『放課後さいころ倶楽部』は読了済み。
相変わらず燃える展開が続く『ノブナガン』がたまらない。
新たな姿を見せる切り裂きジャックの秘密に注目。
久正人作品にナイチンゲールは欠かせないよねえ。
“ストーンフォレスト作戦”の由来に思わず笑いました。
『放課後さいころ倶楽部』はボードゲームを題材にした作品。
かなり微妙な層を突いている気はするけれど素直に面白い。
久しぶりにボードゲームで遊びたくなってきますね。
表紙買いの『姫のためなら死ねる』を含めた残りはこれから読みます。

〈2013年漫画購入覚書〉 計195冊 ¥117,441
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2013年09月10日

購入録(2013.09.10)

篠原千絵 夢の雫,黄金の鳥籠(4) 小学館 ¥450
桑原太矩 とっかぶ(1) 講談社 ¥630

スレイマン1世の寵妃ヒュッレムを描く『夢の雫,黄金の鳥籠』。
いよいよ正妃ギュルバハルとの抗争が激化し始めました。
その一方でイブラヒムへの想いは募る一方。
ロードス島への遠征を間近に控えて人間模様が交錯します。
世界史趣味者としても素直に楽しいですね。
『とっかぶ』は何となくの表紙買い。
面白いといいんだけどなあ。

〈2013年漫画購入覚書〉 計190冊 ¥114,285
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2013年09月09日

購入録(2013.09.09)

木々津克久 名探偵マーニー(5) 秋田書店 ¥440

順調に巻を重ねて第5巻となる『名探偵マーニー』。
相変わらず独特の雰囲気が好みです。
木々津克久は『アーサー・ビューティは夜の魔女』の続きも書いて欲しいなあ。
こちらもかなり好みの作品であります。
コミックフラッパー誌では長らく書いていないけどね。
最早期待は出来ないのかなあ。

〈2013年漫画購入覚書〉 計188冊 ¥113,205
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2013年09月05日

購入録(2013.09.05)

草川為 八潮と三雲(6) 白泉社 ¥450
草川為 僕の棺で晩餐を 白泉社 ¥450

草川為の単行本を2冊購入しました。
『僕の棺で晩餐を』は連作読切集とのこと。
吸血鬼が題材というのは素直に好みであります。
『八雲と三潮』は相変わらず表紙がいいよね。
ここ数巻を積んでいるので早めに読みたいものです。
いっそのこと最初から読み直すかなあ。

〈2013年漫画購入覚書〉 計187冊 ¥112,765
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