2013年10月14日

月刊コミックフラッパー2013年11月号

〈高杉さん家のおべんとう〉
 香山さんの旦那のヨシュアさん登場の回。これまで謎に包まれていましたが大物スペイン人地理学者ということに驚きました。まあ,現在は完全に別居中の身ではありますけれども。ヨシュアさんの話術に乙女になる香山さんが可愛いです。まあ,別居中でもヨシュアさんと香山さん,それになつ希はやっぱり家族なんだよね。ハルにとって家族というものを考える意味での契機になった回でありました。

〈となりの関くん〉
 修学旅行の後篇。今回は観光地での自由行動が中心となります。が,関くんの持ってきたロボット一家の写真を撮ることに執念を燃やす横井さんがある意味でちょっと怖い。完全に関くんの追跡者と化しておりました。最近は横井さんの行動の方が不審だよね。

〈スイようび〉
 連載二回目。面白いんだけど,キャラ立てや物語運びが完全に『よつばと!』の亜流にしか思えないのが辛い。早く独自性を出して欲しいものであります。今回登場のさつきとタケは今後も頻繁に登場することになるのでしょう。スイとさつき,ふたりの少女は実に可愛らしくて良いです。

〈34歳無職さん〉
 花粉症に苦しめられる無職さん。自分も軽度ながら花粉症の気はあるので,この辛さは良く分かります。そんな中で娘さんが無職さんの部屋に来ることに。次回がちょっと楽しみであります。

〈クリスティ・ロンドンマッシブ〉
 真相に近付きつつあるポーカースキャンダル事件。バーサの一言がモリアーティ教授とアップウッド大佐の意外な関わりをクリスティに与えることになりました。これが事件を解決に導く為の重要なカードとなりそうです。悪漢ガストの意外な側面が分かったのも面白い。ただの小物かと思いましたが存外に重要な役割を果たす人物かもしれません。何はともあれ,次回はアップウッド大佐とクリスティの直接対峙。事件解決へと一気に至るのでしょうか。

〈ホークウッド〉
 エドワード黒太子率いるイングランド軍とロレーヌ公軍との激突は痛み分けで終息。というよりも,実質上はイングランド軍の完敗でありましょう。エドワードの機転を持って何とか見かけ上の引き分けに持ち込んだという状況であります。そのことを一番理解しているのはエドワード本人ではありますが。この敗北に心傷つくエドワードと陣営にて邂逅するホークウッド。ふたりの不意の出逢いが楽しみであります。
posted by 森山 樹 at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌感想

菅野マナミ『ひまわりさん(3)』

〈2013年漫画感想14冊目〉
菅野マナミ ひまわりさん(3)


 古書店ひまわり書房を舞台に店主のひまわりさんと常連さんとの心の触れ合いを描いた漫画です。古書店というのは舞台設定に留まり,実在する本の内容まではそれほど物語に絡んでこないのは残念ではありますが,それを差し引いても非常に自分好みの素敵な作品であります。ひまわりさんを中心に登場人物がみな非常に魅力的なのですよね。準主役でひまわりさんに憧れるまつりにひまわりさんの先輩でカメラマンのあやめさん。そして何よりも今巻から登場の都さんと名月夕もそれぞれに個性的。特に都さんは小さくて気が強くて口が悪くて年上という最強の存在。ひまわりさんの兄で小説家の黒井里薫の担当編集者ということで今後も登場してくれると嬉しい。名月夕は黒井里薫の師匠にあたる小説家。性格の悪さ,というか悪戯好きな感じが好みであります。先代のひまわりさんの友人であったらしく,このあたりも今後描写されることになるのでしょう。この名月夕と都さんが初登場する,ひまわりさんとまつりの温泉宿お泊まりの回は大変お気に入り。ひまわりさんの浴衣姿が眩しいです。描き下ろしの黒井里薫と都さんの初対面もたまりません。まつりの妹の風子とひまわりさんの関わりを描くお話も大好き。『赤毛のアン』が大きな意味を持つのが素敵です。こういうお話がもっとあればいいのにな。金髪の風子は是非ともカラーで見たかったです。とにかく雰囲気が非常に好みな作品であります。登場人物が増えて賑やかになったのも楽しい。今後もこの素敵な雰囲気を保って続いて欲しい作品です。絵柄も可愛いし,カバー下の装丁もかなり好みであります。
タグ:菅野マナミ
posted by 森山 樹 at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想