2013年12月03日

こざき亜衣『あさひなぐ(10)』

〈2013年漫画感想23冊目〉
こざき亜衣『あさひなぐ(10)』


 薙刀を題材としたスポ根女子武道漫画の第10巻です。今巻は前巻に引き続き和歌山県での合宿篇。合同練習を経てインターハイで毎年優勝を獲得する最強豪校の熊本東高校を交えた交流戦が描かれます。当面の強敵である國陵高校に和歌山の強豪・愛山高校,それに熊本東高校と二ツ坂高校にとっては格上の存在ばかりですが,だからこそ現在の実力を計る上で申し分のない相手ばかりということが言えるでしょう。新たに二ツ坂高校の監督となったやす子の指導により着実に実力を増しているように思えるのが素晴らしい。交流戦初戦となった國陵高校戦でも敗れはしましたが,随所に成長の跡を感じさせる場面が見られました。特にあの一堂寧々に善戦した将子の戦いはやす子がエース候補と認めるに相応しいものがあります。真春と二枚看板になれば,心強い存在となりそうです。そして,國陵高校戦では控えにまわされた旭ですが,愛山高校戦では中堅として出場することになりました。相手は同じく一年生ながら実力的にはそれなりに高いと思われる久保。真春が以前から感じていた旭が持っている力の覚醒を期待したいところであります。二ツ坂高校のえり,國陵高校の寒河江さん,愛山高校の辻野さんの三人の主将による談義もなかなか面白かった。個人的には一番好きな寒河江さんと一堂寧々の関係が早く改善して欲しい。その鍵は的林さんが持っているのかもしれません。先ずは寧々が敬愛する戸井田先輩から決別する必要がありましょうけれども。
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posted by 森山 樹 at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想