2014年01月26日

椎名高志『絶対可憐チルドレン(37)』

〈2014年漫画感想2冊目〉
椎名高志『絶対可憐チルドレン(37)』


 全篇が兵部京介の復活劇とそれに伴う黒い幽霊との戦いに費やされた『絶対可憐チルドレン』の第37巻です。収録されているのは「リターン・オブ・ファントム」の中盤あたりまでかな。薫たちの記憶から全てを消し去ったユーリの悲しい戦いと虚数空間から兵部京介を帰還させるべく作戦を開始する皆本たちの戦いが描かれます。宿敵であるB.A.B.E.LとP.A.N.D.R.Aが兵部救出という目的の為に協力する展開はやはり熱い。また,危険を承知の上で作戦行動に便宜を図る桐壷局長の男らしさも最高であります。道を分かった兄妹でありギリアムとユーリの直接対峙も燃えますね。そのユーリを援護する為にギリアムの精神支配から解放されたデュマ,アレクス,ベールは今後の活躍も期待できるのかな。そして,今巻でレアメタル京介が退場。本物の兵部に記憶を届けたかったと呟きながら消滅する姿が切ない。しかし,彼の記憶は必ず何らかの形で兵部の心を救うと信じたいところであります。また,アンディ・ヒノミヤの登場は現段階では端役ながらも嬉しい。ユウギリやソフィーらもいずれは登場することになるのかもしれません。そして今巻の最終場面で遂に満を持して兵部京介が復活しました。物語もいよいよ終盤に差し掛かっている筈。今回の黒い幽霊との戦いを持って終わるとは考えにくいのですけれども。いずれにせよ,予言された未来を変える為の戦いは終わりを迎えつつある気がします。これからの展開に期待せずにはいられません。
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posted by 森山 樹 at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想

月刊コミックフラッパー2014年2月号



〈となりの関くん〉
 2話収録。関くんがリゾート気分で気が抜けたお話と関くんが風邪で休んだお話の2話収録。珍しいのは今回は積極的に関くんが遊んでいないということ。というか,関くん不在でも横井さんが授業に集中していないあたりが面白い。完全に染められていますね。怪盗Xは素敵なので再登場希望します。

〈高杉さん家のおべんとう〉
 久留里の先輩の旭さんが大学受験に臨むお話。というか,受験直前に風邪をひいた旭さんを久留里とハルが面倒を見るお話と言ったほうが正確かもしれません。旭さんのお家の状態に愕然とする久留里が可愛い。プンスカする久留里もやっぱり可愛いよね。しかし,ハルの鈍さが素晴らしいというかなんというか。

〈34歳無職さん〉
 相変わらず,後悔だらけの無職さんですがTVの占いに背中を押されて一歩前進といった感じかなあ。一度は延期になった娘さんのお部屋訪問がちょっと楽しみ。どういう風に描かれるのかはわかりませんけれども。いい方向に進めばいいなあ。

〈ホークウッド〉
 ハリドンの丘での戦いを回顧する英国王エドワード三世とチャンドス将軍の姿が印象的。一方でホークウッド率いる白鴉隊は糧食に事欠き始める非常事態。英国軍全体の食糧難を打開すべく村の襲撃が立案されます。このあたりは如何にも中世的な発想と言えるでしょう。そんな英国軍に迫るジェノヴァ軍。ジェノヴァ傭兵の攻撃が見物であります。
posted by 森山 樹 at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌感想