2014年07月27日

久織ちまき『聖闘士星矢セインティア翔(2)』

〈2014年漫画感想17冊目〉
久織ちまき『聖闘士星矢セインティア翔(2)』


 聖闘少女の戦いを描く〈聖闘士星矢〉の番外篇作品の第2巻です。銀河戦争開幕前夜という舞台背景もあって,一角獣座の邪武が客演しているのが嬉しい。尤も,扱いはあまりいいとは言えませんけれども。また,端役ではありますが,獅子座アイオリアと蠍座ミロのふたりの黄金聖闘士に教皇も姿を見せています。流石に教皇こと双子座のサガが物語に関わってくることはありえないでしょう。それでも本篇との関わりは今後も期待したいものであります。物語は邪神エリスの憑代として連れ去られた姉の響子を救うべく子馬座の聖闘士となることを志す翔子の奮闘が中心となります。彼女が修行する場所は戸隠連峰。孔雀を携えた謎の美女マユラが師となります。マユラの詳細は明らかにされていませんが,恐らくは孔雀座の聖闘士なのでありましょう。その必殺技の名前と特性を考えれば,乙女座のシャカに連なる人物とも想像できます。このあたりはTVシリーズとの関連性も窺えて楽しい。マユラの弟子であるミライとシナトは如何なる役目を担うのでしょうか。基本的には聖闘少女の物語ということで女性以外が翔子とともに闘うということは考えにくいのですが。一方でいるか座の美依は女神アテナこと城戸沙織を狙って襲撃してきた邪霊士エモニと対峙。その華やかな技を披露しています。そして,再び沙織の前に姿を見せた邪神エリス=響子の前に子馬座の聖衣を纏って翔子が立ちはだかるといったところで今巻は終了。次巻では姉妹の戦いということに相成るのでしょうか。基本的には〈聖闘士星矢〉に少女漫画的な趣味を付加した雰囲気がかなり好みです。本篇の細かい設定を窺わせるような描き方も楽しい。それ程長く続きそうな作品には思えませんが,完結まで楽しみに読みたいと思います。
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posted by 森山 樹 at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想