2014年09月15日

桑原太矩『とっかぶ(3)』

〈2014年漫画感想21冊目〉
桑原太矩『とっかぶ(3)』


 間倶楽高校特別課外活動部,通称とっかぶの活躍を描く学園青春漫画の第3巻。日常を非日常に変える,賑やかで楽しい学園生活は素直に羨ましい。特に生徒会との絡みが増えてから面白さが加速してきた印象があります。単純に副会長の丘町さんが好みというだけではあるのですけれども。今巻に収録されているのは全部で6話。とは言っても,前半の3話は前巻から引き続く通り魔ハンプティダンプティに絡む一連のお話となっています。ハンプティダンプティの正体である美輪園花子と沢のヒーロー対決が面白かった。花子はなかなか素敵な個性の持ち主なので再登場を期待したいものです。残る3篇では生徒会とのバーベキューの話が一番好き。沢の失敗を機転で成功に変えるくらげのお手並みが見事。丘町さんの出番が多いのが嬉しい回でもあります。当初は微妙に敵対していた生徒会ですが,すっかり仲良しになった感がありますね。とは言え,生徒会長の胡乱さは健在なので,時に対立することは避けられないのでしょうけれども。篠田先生の出番が多い「空中レジスター」もお気に入り。丘町さんや篠田先生だけではなく,千歳や沢たち女性陣が実に魅力的なのが嬉しい。変に暗くならずに明るく楽しい学園生活をこのまま続けて欲しいものであります。今後も大いに期待します。

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posted by 森山 樹 at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想