2014年07月06日

車田正美『聖闘士星矢NEXT DIMENSION冥王神話(9)』

〈2014年漫画感想15冊目〉
車田正美『聖闘士星矢NEXT DIMENSION冥王神話(9)』


 鳳凰座の一輝が表紙の『聖闘士星矢NEXT DIMENSION冥王神話』の第9巻。いつの間にか,10巻を目前としているのに物語が全く進んでいるように思えないのは何故でしょうか。特にここ数巻の停滞感は異常。短期集中連載の体裁を取っているので尚更そう感じるのかもしれませんが,もう少し展開を早めて欲しいものであります。天闘士の斗馬が果たす役割も未だに謎のままだし,何よりも本来の主役で或る筈の星矢が本篇ではまるで活躍していないというのも斬新過ぎます。蛇遣い座の黄金聖闘士も早く姿を見せて欲しいもの。今巻は蟹座の黄金聖闘士デストールと冥王軍三巨頭のひとり天貴星グリフォンのフェルメールの戦いが中心となります。そこに鳳凰座の一輝が絡んでいくという図式。相変わらず,鳳凰幻魔拳の圧倒的な威力は健在。フェルメールの必殺技コズミック・マリオネーションを現代における戦いで既に目の当たりにしていたというのも一輝の優勢に繋がりました。一方のデストールは完全に喜劇役となってしまっているのが辛い。個人的には此処までネタ的な造形は必要なかったのではないかと思います。女性口調だけど男気のある黄金聖闘士というだけで個性は十分に立っていたのですけれどね。このあたりの過剰な演出は好むところではありません。醒めてしまうのですよね。〈聖闘士星矢〉は熱い展開だけで十分なのであります。今後は獅子座の黄金聖闘士カイザーと一輝の対峙ということになるのかな。女神アテナに対して反旗を翻すことを宣言した天秤座の黄金聖闘士童虎の動向も気になります。問題は次の掲載がいつになるかですね。なるべく早期の連載再開を願っています。
タグ:車田正美
posted by 森山 樹 at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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