2007年10月31日

あらゐけいいち『日常(二)』

日常 2 (2) (角川コミックス・エース 181-2)
日常(二)
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 567
  • 発売日: 2007/10

 7月に1巻が出たばかりなのに,もう2巻か。早いね。
 この巻では連載前に掲載されていた作品もプロトタイプとして収録されています。まあ,雰囲気はまるで変わっていないのですけれど。
 日常的に非日常的なことが起こる日常系漫画の第2巻。相変わらず,対応に困る作品も幾つかあったけれど,基本的には前巻を引き継いで面白かったです。まあ,分らないお話は本気で意味が分らないのですが,それは突っ込んだら野暮な気がします。シュール系のギャグ漫画は仕方がないよね。
 この巻で一番輝いていたのは,何といってもゆっこに尽きます。ひたすらにゆっこがボケ倒すだけの「日常の19」や麻衣に突っ込みたいのに突っ込まない「日常の28」など,ただ一人だけで笑いを成立させてしまうあたりは素晴らしい。非常に馬鹿なのですが,その馬鹿さ加減が極まっているために清々しささえ感じてしまいます。一方でゆっこのボケは完全に無視し,その一方で突っ込まないことを心に決めたゆっこの前ではボケ続ける麻衣が悪辣すぎて素敵。この2人が噛み合っていないようで,実によく噛みあっています。あとはやっぱり博士となののネタが秀逸。ロボットであるなのの特殊機能があまりにも特殊すぎて笑えます。背中のねじまわしを回すと足の小指が飛んでいくとか,さっぱり意味が分かりません。でも,笑ってしまうんだよなあ。悔しいことに。
 どうしても読み手を選んでしまうような気はしますが,はまる人はとことんはまる種の漫画だと思います。自分はと言えば,手放しに面白いとは言い切れないのですが,それでも気になる漫画であることに違いはありません。微妙な評価ではありますが,気に入っています。とりあえず,続刊に期待しましょう。
posted by 森山 樹 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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