2013年05月29日

月刊アフタヌーン2013年7月号感想

 連載100回記念で『おおきく振りかぶって』が表紙の月刊アフタヌーン7月号。夏は高校野球の季節ですね。作中は秋季大会の真っ最中ではありますけれども。次号からは『ベントラーベントラー』の野村亮馬が新連載を開始とのこと。結構好きな雰囲気のSF作品だったので今回の新作もちょっと期待をしたいと思います。ここんとこの新連載が自分にとってはやや微妙な作品が揃っているだけに余計にね。

〈おおきく振りかぶって〉
 球速を上げることに意識を高める三橋。一方でフォームを改造することの危険性を指摘する阿部。バッテリーふたりに不穏な空気が漂い掛けますが,とりあえずはいい方向に進むのかな。何はともあれ,阿部の依頼を受けて投手コーチを探す百枝監督が連れてくる相手に注目。投手力の向上は西浦高校を一段階上に進める意味でも重要な要素であります。さて,どう進むのかなあ。

〈ヴィンランド・サガ〉
 クヌート王軍とケティル農場の戦闘,と言うか一方的な虐殺は終了。クヌート王に奇襲をかけたトールギルの行方が気になるところであります。その戦禍から逃れるトルフィン一行ですが,瀕死の重傷を負っていたアルネイズが此処で退場。彼女の死を受けてヴィンランドに平和で平等な国を作ると誓うトルフィンとエイナルが熱い。これからがいよいよ本当の意味での“ヴィンランド・サガ”ということになるのかな。「戦士の誕生」というサブタイトルが素敵です。個人的には“蛇”さんにもまだまだ登場して欲しいところだけれどね。彼の行く末は如何なるものになるのかなあ。

〈宝石の国〉
 金剛先生の戒めを破ってウェントリコスス王と共に海に向かったフォスフォライト。海中で見せるウェントリコスス王の真の姿があまりにも美しい。ルチルやレッドベリル,ユークレースらも素敵だよねえ。特にお気に入りはルチルなんだけど。

〈こたつやみかん〉
 今回の題材は「お初徳兵衛」。鳴海亭鈴八の名人芸を堪能する日菜子が可愛い。ノリで南香高校の長七に披露すると宣言した「鰍沢」も今後の大きな目的となりそう。そんな日菜子と鈴八師匠との出逢いが如何なる進化を齎すのか楽しみです。寄席に行きたくなっちゃうよね。

〈今日のユイコさん〉
 相変わらず,ユイコさん可愛い,だけで感想が書けてしまう漫画だよね。トモヤと一緒にいると顔がデレデレしていることを友人から指摘されて焦る姿がたまりません。ユイコさんに腕組まれたいなあ。照れながらの笑顔に胸キュンしてしまいます。

〈天地明察〉
 会津肥後守こと保科正之と対峙する春海。目が衰えながらも独特の雰囲気を醸し出す保科正之の佇まいに圧倒させられます。春海との碁打ちで初手天元というのも意味深。武断を退け,文治を推し進める保科正之が春海に命ずる新たな指令とはなにか。物語の大きな転機となりそうな気配です。

〈天の血脈〉
 日露戦争開始。そんな中で息長帯比女こと神功皇后の夢を見る安曇。その夢に登場する武内宿禰が黒龍会の内田良平と似た姿というのが何やら示唆的であります。一方でその安曇の夢を自分の野心のために利用しようと企てる嬉田教授。この誘いに如何なる結論を安曇が下すのかに注目です。面白いには面白いんだけど,いまいち着地点が見えないというのが気持ち悪いなあ。
posted by 森山 樹 at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌感想
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