2013年09月16日

久正人『ノブナガン(3)』

〈2013年漫画感想5冊目〉


 歴史上に名を残す傑物の遺伝子を武器に,進化侵略体と戦う人類の姿を描いたアクション漫画の第3巻。今巻はその全てがストーンフォレスト作戦に充てられています。参加者9名の特性を生かした作戦行動が素晴らしい。特にガンジーとニュートンの能力の使い方がたまりません。そして,この作戦名の付け方が非常に好み。重度の兵器オタ且つ特撮好きの小椋しおが立案した作戦故に説得力があります。作戦の要にM1A2エイブラムスの起用を嬉々として語る彼女の姿に微笑ましさを感じました。但し,戦闘そのものは苦境の連続。ガウディが建造した障壁内で戦う切り裂きジャック,ジェロニモ&スーホ,ジョン・ハンターはともかく,唯一人で戦艦型と戦う小椋しおことノブナガンは終始危機に陥っている印象があります。その最大の危機に駆けつける切り裂きジャックの姿が実に格好良い。更には彼が“モード・夜鳴鶯(ナイチンゲール)”と呼ぶ隠した力も発動させました。この能力はちょっと注目したいところ。或いは彼は切り裂きジャックとフローレンス・ナイチンゲール,ふたりの傑物の遺伝子保有者ということなのかもしれませんけれども。ジョン・ハンターの解剖分析能力の有効な活用も嬉しいところ。ストーンフォレスト作戦が完結する次巻が楽しみであります。ヴィドックが主人公の描き下ろし掌編や他の附録記事も楽しかったです。
タグ:久正人
posted by 森山 樹 at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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