2013年09月16日

ハルタ第7号感想

〈エニデヴィ〉
 舞台はロンドンへ。若き悪魔祓いマーク・バローズ神父を巡るエニエルとデヴィエラの戦いが描かれます。但し,事態は意外な方向へ。シスター姿のエニエルとデヴィエラが可愛いです。悪魔を喚ぶバローズ神父の真の目的と銃撃されたエニエルの生死。物語の行方が気になります。

〈ルドルフ・ターキー〉
 ゴンドランド市を牛耳るカジノ・オーナーたちの会議で起きた暗殺未遂事件。その標的はルドルフではなくキングフィッシャーでした。暗殺未遂事件の黒幕であるスネイルをあっさりと看破し,加えてキングフィッシャーに恩を売るルドルフが最高に格好いい。しかし,一方でルドルフに忍びよる黒い影の存在も明らかに。再び風雲が急を告げてきた感があります。モモコとエグマリヌの出番が多いのは嬉しいけれど,ラパン姐さんが出なかったのは寂しいなあ。

〈乙嫁語り〉
 バダン一族による襲撃を受けるアミルやカルルクたちエイホン家。しかし,そのバダンの魔手は手を組んだ筈のハルガル家にも向けられていました。突如後方から襲撃を受けるアゼルたち。この窮地を如何に脱するのか楽しみです。普通に考えれば,アミル達と共同戦線を張るってことになるのだろうけれど。今回はちょっと書き込みが薄かったように思えますが,気のせいなのかなあ。毎号,あの質を保つのは正直凄いと思います。

〈ジゼル・アラン〉
 久しぶりに再会を果たしたジゼルとエリック。但し,エリックの内心は複雑でありましょう。夢を果たすことなく,自ら恥ずべき仕事をしているのでありますから。モニクに酷評され絶望するエリックの心を救えるのはやはりジゼルなのかなあ。新たな展開が待ち受けていそうであります。

〈狼の口〉
 ヴァルターとヴォルフラムによる最後の戦い。ヴォルフラムの短剣使いに翻弄されるヴァルターですが,ヒルデの残したショーテルと機知を武器に遂にヴォルフラムを捕えることに成功します。この息詰まる一騎打ちは最高に素晴らしかった。物語はいよいよ最終幕へ。ザンクト・ゴットハルト峠の代官ヴォルフラムへ下される民衆の仕置きが注目されます。

〈ストラヴァガンツァ〉
 首都ミテラを放棄して西へ逃げる人間たち。単行本1巻末の状況とは一変した緊迫感が漂います。新たに出逢ったのはセポイヤという巨人の一族。その青年イルッポの庇護を受けて,久方ぶりに安堵出来る時間を過ごすことになります。しかし,ウンバの襲撃から解き放たれたわけではありません。如何に事態を打開するか楽しみです。

〈少年の名は〉
 庭の中にある小屋を巡るキースとマックスの攻防戦。そして,アンディに取り上げられたマックスのラジオの代わりとなる傘ラジオを作り上げるキースの姿が実に楽しいお話。マックスも今後キースのよき友として登場しそうな気配です。サマンサもいい味を出しているよなあ。やっぱりこの物語は大好きですね。『飛ぶ教室』や『クオレ』を想起させます。

〈事件記者トトコ!〉
 令嬢連続誘拐事件の続き。故障した桔梗さんが可愛いというかなんというか。しかし,令嬢誘拐事件の真相があまりにもアホらしくて脱力。まあ,この漫画らしいと言えばそれまでなのですけれども。桔梗さんの目から怪光線は怖いよなあ。入谷先輩の不運ぶりが楽しいです。桔梗さんとフラグは立ったと見るべきなのかしらね。

〈瑪瑙之竜〉
 物語は一気に飛んで2013年へ。姿を消した瑪瑙之竜の面々のその後がデッカーの部下ファズの口から語られます。写真と封印されたアルベールは復活し,実家の石油会社を継いだゼインはジニーと結婚,またマナブはファズの著作の翻訳家として活躍。最後に残ったニスのその後は次回の最終回にまわされました。瑪瑙之竜の活躍も次号で見納めかと思うと残念ですね。せめて大団円を期待したいと思います。
タグ:ハルタ
posted by 森山 樹 at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌感想
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