2013年10月14日

菅野マナミ『ひまわりさん(3)』

〈2013年漫画感想14冊目〉
菅野マナミ ひまわりさん(3)


 古書店ひまわり書房を舞台に店主のひまわりさんと常連さんとの心の触れ合いを描いた漫画です。古書店というのは舞台設定に留まり,実在する本の内容まではそれほど物語に絡んでこないのは残念ではありますが,それを差し引いても非常に自分好みの素敵な作品であります。ひまわりさんを中心に登場人物がみな非常に魅力的なのですよね。準主役でひまわりさんに憧れるまつりにひまわりさんの先輩でカメラマンのあやめさん。そして何よりも今巻から登場の都さんと名月夕もそれぞれに個性的。特に都さんは小さくて気が強くて口が悪くて年上という最強の存在。ひまわりさんの兄で小説家の黒井里薫の担当編集者ということで今後も登場してくれると嬉しい。名月夕は黒井里薫の師匠にあたる小説家。性格の悪さ,というか悪戯好きな感じが好みであります。先代のひまわりさんの友人であったらしく,このあたりも今後描写されることになるのでしょう。この名月夕と都さんが初登場する,ひまわりさんとまつりの温泉宿お泊まりの回は大変お気に入り。ひまわりさんの浴衣姿が眩しいです。描き下ろしの黒井里薫と都さんの初対面もたまりません。まつりの妹の風子とひまわりさんの関わりを描くお話も大好き。『赤毛のアン』が大きな意味を持つのが素敵です。こういうお話がもっとあればいいのにな。金髪の風子は是非ともカラーで見たかったです。とにかく雰囲気が非常に好みな作品であります。登場人物が増えて賑やかになったのも楽しい。今後もこの素敵な雰囲気を保って続いて欲しい作品です。絵柄も可愛いし,カバー下の装丁もかなり好みであります。
タグ:菅野マナミ
posted by 森山 樹 at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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