2014年03月19日

月刊@バンチ2014年4月号


〈軍靴のバルツァー〉
 番外篇。戦場での食糧事情について。現地調達という言葉の真意がなかなかに興味深い。本篇もいいですが,こういう掌篇も悪くないです。だいたいバルツァーが悪人にされてしまう気もするけどね。割に悪辣なアンネリーゼさんが好みであります。

〈猫とふたりの鎌倉手帖〉
 ふたりの鎌倉新生活開始。新米夫婦の微笑ましい新婚生活がたまらなく可愛い。美穂子さんが至極魅力的であります。表情がころころ変わる娘さんは好みなんだよなあ。しらす丼食べたいです。

〈ウロボロス〉
 聖副総監と対峙するイクオ。彼の口から遂に金時計の男の素性の一端が明らかにされました。それは聖副総監のかつての相棒ということで恐らくは既に警察外に去っている人物と思われます。場合によっては政治家という可能性もありうるのかな。そして,一方では竜哉も動きを開始した模様。「まほろば」の医師を追う那智ともども物語の核心に近づきつつありますね。

〈応天の門〉
 玉虫姫篇完結。姿を見せない絶世の美女・玉虫姫の真実はまあ割合容易に想像できるものでありました。事態の収拾の手腕は流石在原業平というべきものでしたけれども。新たに道真に仕えることになった白梅は可愛いので常連化して欲しいですね。高子の元に届いた一通の手紙が新たな事件の発生を思わせます。

〈海のクレイドル〉
 モニカたちを乗せた船は出港。船の乗員たちもそれぞれに個性的のようであります。今回は航海士のニールの出番が多かったかな。格好つけだけど悪いやつではなさそうな気がします。シュミットもなかなか興味深いところ。そしてモニカが迷い込んだ部屋にたたずむ謎の貴婦人が大いに気になります。彼女がこの船の一番の謎でありますね。

〈エリア51〉
 小学校で発生した立てこもり事件。その真相が切なく,あまりにも「エリア51」らしい。数多の神がおわすエリア51において聖書は当然禁書でありますよね。そして,その黙示録に登場する七つ頭の獣さえもエリア51には存在していたのかというのは驚き。彼の想いが伝わる日が来て欲しい。如何にもエリア51らしいお話でありました。
タグ:@バンチ
posted by 森山 樹 at 06:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌感想
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