2014年03月29日

こざき亜衣『あさひなぐ(11)』

〈2014年漫画感想5冊目〉
こざき亜衣『あさひなぐ(11)』


 薙刀を題材とした青春武道漫画の第11巻です。前巻に引き続き和歌山合宿篇での交流戦が中心に描かれます。何よりも,此処まで殆どいいところのなかった旭が初勝利を収める戦いが非常に熱い。愛山高校の久保さんという難敵から見事に奪った勝利は今後の大きな飛躍の契機となって欲しいもの。そして,その旭の勝利を才能ではなく稽古の成果と評する将子の言が嬉しい。旭の基本を綺麗だと述べる真春の言葉と合わせて,見ている人はきちんと見ているのだということを思わせます。勿論,能力に劣る自分を冷静に見つめた上で打開策を考えだした旭が一番素晴らしいのですけれども。適当でいい加減に見えますが,きちんと指導者としての役割を果たすやす子も個人的にはかなり好みですね。いずれにせよ,旭によってもたらされた愛山高校戦の勝利は大きな転機となりそうな予感があります。一方で國陵高校は戸井田奈歩率いる熊本東高校を後一歩まで追いつめながら惜しくも勝利を逃しました。とは言え,一堂寧々に続いて勝利を収めた的林つぐみの成長はかなり大きい。しかし,惨敗を喫した寒河江先輩の存在が内紛の原因となってしまった感があります。このあたりがちょっと気がかりです。次巻ではいよいよ熊本東高校との戦いになりますが,真春以外は太刀打ち出来ないことでありましょう。寧ろ,この合宿を通じて出逢った愛山高校や熊本東高校との再戦が如何なるものになるかが楽しみです。國陵高校とは同じ地区ですから何度も戦うことになるでしょうしね。
posted by 森山 樹 at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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