2014年04月14日

春河35『文豪ストレイドッグス(4)』

〈2014年漫画感想7冊目〉
春河35『文豪ストレイドッグス(4)』


 文豪異能力戦闘漫画の第4巻。ポートマフィアの首魁として森鴎外が登場したり,北米の異能力者集団『組合』を統べるフィッツジェラルドが登場したりとなかなかに激動の巻となっております。また,内務省異能特務課なる組織の存在も明らかになりました。武装探偵社に許可を与える為に尽力した人物として夏目漱石の名前が挙がっているのも興味深いところです。相変わらず,外連味に溢れた頓痴気な設定が楽しい。前巻末から日本のみならず世界の文豪が登場を始めていますが,今巻でも新たに『組合』の異能者としてルーシー・モード・モンゴメリが新たに姿を見せました。彼女の異能は「深淵の赤毛のアン」。異空間に対象を引きずりこむという能力となります。モンゴメリに対峙するのは中島敦と谷崎潤一郎,そしてこの段階ではまだ正体が明らかにされていなかったけれど森鴎外の三人。特に谷崎潤一郎の「細雪」の意外な使い勝手の良さが目立ちました。なお,森鴎外の異能は「ヰタ・セクスアリス」。その詳細は明らかになっていません。彼に付き従い,彼を翻弄する少女エリスが鍵を握っているのかな。名前からして『舞姫』からの引用であり,重要な立ち位置にあると推測されます。また,ポートマフィア側では傷ついた芥川龍之介を一途に想う樋口一葉の姿が印象的でありました。彼女を支援する『黒蜥蜴』の三人も格好いいね。全般的に相変わらず面白いのですが,与謝野晶子の出番がなかったことには不満。アガサ・クリスティも早く本篇に絡んできて欲しいです。武装探偵社にポートマフィア,『組合』を交えての戦いが如何なる展開を迎えるのか楽しみであります。
タグ:春河35
posted by 森山 樹 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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