2014年01月16日

2013年のベスト

2013年に読んだ漫画の中で特に印象に残った作品を10冊選んでみました。
なお,序列は付ける気はありません。


春河35『文豪ストレイドッグ』
文豪異能戦闘漫画とでもいいのか,外連味に溢れた頓知気な作品。
いい意味での悪質な頭の悪さが非常に魅力的であります。
海外の文豪も登場しての続きが大変楽しみ。


久正人『エリア51』『ノブナガン』
どちらかに決め兼ねることが出来なかったので二冊とも選んでみました。
『エリア51』は最初の蛇との戦いで見せた王子の格好よさが最高に素晴らしい。
『ノブナガン』も熱い展開が続きますね。
久正人の漫画の雰囲気は何故こうも自分の心を捕えて離さないのか不思議です。


荒川三喜夫『ピアノのムシ』
ピアノ調律師の姿を描くミステリィ仕立ての連作短篇集。
最悪の人格だけど最高の腕前を持つ主人公が格好いいです。
彼の秘密は今後の焦点となっていくのでありましょうか。


都戸利津『嘘解きレトリック』
この人の作品も安心感と安定感があります。
昭和初期を舞台としたミステリィ作品。
此処までは短篇が中心ですが,そろそろ長篇も読んでみたいかな。


高尾じんぐ『くーねるまるた』
ポルトガルからの留学生マルタの東京での生活を描いた作品。
マルタの日常生活はそれだけで驚きと楽しさに溢れているのですよね。
毎度のことですが,実に美味しそうに食べるマルタの健康的な魅力が最高です。
嫁に来てほしい。


長蔵ヒロコ『ルドルフ・ターキー』
20世紀中盤のアメリカを舞台とした悪漢漫画。
ゴッドランド市の市長代理ルドルフの傍若無人な活躍が楽しいです。
モモコやエグマリヌ,ラパン姉さんら脇を固める人物も魅力的。
金に物を言わせた悪辣な戦いが非常に好みであります。


杉山小弥花『明治失業忍法帖』
明治時代を舞台とした元忍者と商家の娘の恋物語。
互いに素直になれないふたりの距離感が微笑ましく思います。
清十郎の鬱屈した心が解放されない限り結ばれるのは難しいのかな。
菊乃の率直な性格が好ましいです。


板倉梓『なぎとのどかの萌える不動産』
『野村24時』と迷ったけれど,此方のほうを選んでみます。
不動産屋さんを舞台としたほのぼの系人情劇。
なぎものどかもどちらも実に魅力的なのですよね。
板倉梓も2013年の収穫のひとりだなあ。


市川春子『宝石の国』
宝石の民が暮らす異世界を舞台としたファンタジィ作品。
その耽美な世界観はあまりにも美しく儚さを感じます。
この独特の雰囲気に魅了されてやみません。
鉱物好き,ファンタジィ好きにはたまらない作品でありましょう。


玉川重機『草子ブックガイド』
中学生の少女・草子が読む本の感想を中心とした物語。
草子の瑞々しい感性が織り成す素敵な本の案内となっています。
彼女のあまりにも痛々しい境遇はちょっと辛い。
本を通じた幾多の出逢いが彼女の救いとなっていくのが嬉しいです。
posted by 森山 樹 at 05:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文

2014年01月11日

2013年の反省と2014年の抱負

 購入数は前年と全く同じ258冊。読了数は163冊。2013年からきちんと記録を取り始めたので正確なことは分かりませんが,ほぼ例年並みといってもいいのではないでしょうか。感想を書けたのは28冊ですから,此方は如何にも少ない。全部の感想を書くのは流石に無理にしても50冊程度は感想を書きたいところではあります,特に1巻や完結巻の感想は重点的に書いていきたいものであります。また,蔵書の整理は2013年もあまり進まず。保管場所に制限はあるので,なんとか進めていきたいものではあります。

 2013年は新たな漫画家の作品と出逢えた年でもありました。特に強い印象があるのが杉山小弥花と板倉梓のふたり。どちらも既刊本を可能な限り揃えるまでにはまってしまっています。こういう出逢いがあるから表紙買いは止められないのですよね。また,ハルタ誌と@バンチ誌によって見出された新人作家との出逢いが多かったのも特徴的。このあたりは今後も大いに期待したいものであります。愛してやまない久正人が世間から飛躍的に注目を浴びたのも2013年の特筆べき事項。まさか,『ノブナガン』がTVアニメ化されることになるとは思いませんでした。大好きな漫画家ですので,今後の更なる躍進を楽しみにしたいものであります。

 2014年も引き続き素敵な漫画と出逢える一年であって欲しいもの。その為の情報収集は抜かりなく行っていきます。アフタヌーン誌,ウルトラジャンプ誌,コミックフラッパー誌,@バンチ誌,ハルタ誌は今年も継続して購入することになりましょう。これ以上は現段階で増やす意思はありません。また,積んでしまっている漫画が多くなっていますので,このあたりの解消も心掛けていきたいものです。それに伴い可能な限りの感想も書いていこうと思っています。自分好みの漫画を数多く楽しめる一年であって欲しいものであります。それについては全く楽観視していますけれどね。

 追記。今年から新たな試みとして「2013年のベスト」的な記事を書こうと思います。此方も近日中に。序列をつけるのは好みではありませんので,印象に残った作品を並列的に取り上げる形になるでしょう。
posted by 森山 樹 at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文

2013年01月11日

2012年の反省と2013年の抱負

 購入数は昨年を更に上回る258冊。我ながらちょっと買い過ぎている感は否めません。それも全部読めているならともかく,結構な数を積んでしまっているのは大問題。裏を返せば,面白そうな漫画が多過ぎるということでもあるのですけれど。感想は結局殆ど書くことが出来ませんでした。感想を書くことで再認識できる事実もありますので,今年はもう少し感想を書きたいと思っています。感想が長過ぎるのも問題なのだけど,これは最早諦め気味でもあります。漫画雑誌はコミックフラッパー,ウルトラジャンプ,COMICリュウ,@バンチ,アフタヌーンの5誌をほぼ一年を通じて購読。此方は遅れ気味ながらもある程度は感想を書けたかなと自負しています。

 web漫画雑誌は本格的になったのかなあ。いまいち伸び悩んでいる印象を抱いています。今年は電子書籍端末を導入するつもりなので手元に置いておく必要性を感じない作品については電子書籍で購入することも考えています。端末はKindleがやっぱり一番無難ですかね。業界の動向というものは特に昨年は意識しませんでした。読んでいる雑誌が休刊にならなかったのも喜ばしいかな。尤も出版界の状況は依然と厳しそうですので予断はあまり許せそうにありませんけれども。漫画雑誌が乱立しすぎているきらいもちょっと感じますね。

 2012年を代表する漫画に上げたいのは『キン肉マン』。まさか,今更単行本を買う羽目になるとは思いませんでした。ゆでたまごの画力の向上も相まって,凄まじい魅力を放っています。外連味しかない展開も全く先が読めなくて楽しい。この勢いを保って欲しいものです。2012年に初めて触れて思いっきりはまったのが『新世紀エヴァンゲリオン』と『3月のライオン』のふたつの作品。特に後者はその言い難い迫力に圧倒されてしまいました。『セントールの悩み』や『エリア51』の安定した面白さも光ります。また,『東京シャッターガール』や『東京自転車少女』といった地域性を感じさせる小紀行漫画も多かったなあ。こういう作品は大好きなので今後も積極的に読んでいきたいもの。完結した作品では『路地恋花』が忘れ難い。もう少し読みたかったなあと思います。『青空にとおく酒浸り』と『いかさま博覧亭』は続きが読めるのか微妙。どちらも好きな作品なので何とか救済されて欲しいものです。

 2013年も先ずは素敵な漫画に数多く出逢えること,これが一番の願いです。その上で少しでも多くの感想を書けて行けたらなあと思っています。週に1冊,年間50冊くらい書ければいいのですけれどね。他の興味との兼ね合いもありますので,何処まで上手く行けるかは不明瞭です。漫画雑誌はコミックフラッパー,ウルトラジャンプ,@バンチ,アフタヌーンは継続して購読するつもり。COMICリュウは読む漫画が少なくなっていることと前述の『青空にとおく酒浸り』が休載となった経緯に不信感を抱いていることから購読を止めることも視野に入れています。何はともあれ,素敵な漫画生活を送れるように頑張りたいと思います。
posted by 森山 樹 at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文

2012年01月07日

2011年の反省と2012年の抱負

 購入数は昨年を更に上回る234冊。毎月20冊近い漫画を購入していることになります。一方で書いた感想は35冊。結構な数が積んだままとなっているのは反省材料。尤も,小説とは異なり漫画は読んだ全ての作品の感想を書くことは既に放棄していますから,200冊を積んでいるというわけではありません。それでも昨年購入分だけでも4〜50冊くらいは積んでいる気がします。この消化不良の状態は改善したいもの。漫画雑誌はアフタヌーンに加えてウルトラジャンプ,@バンチの感想を始めました。コミックフラッパーは優先順位がやや低め。COMICリュウが休刊したのが痛かった。今春の再開に期待したいものです。流石にこれ以上増やすのは限界かなあ。

 業界的な話題としてはweb漫画誌が本格的になってきたという点が挙げられます。個人的には無料で連載が読めると言うのは大歓迎。気に入った作品は結局紙媒体でも購入してしまっています。問題は各紙によって使用するフォーマットが異なるということ。これはある程度統一を図った方がいいのではないでしょうか。紙媒体で創刊される雑誌・休刊する雑誌も幾つかありましたが,それ程目立ったものはないかなあ。@バンチ誌は素直に好みですけれどね。久正人が月刊誌で2つの連載を持ったのも個人的には大きな出来事ではありました。浦沢直樹『MASTERキートン』の復刊も嬉しかったな。

 2011年は大好きな作品が次々に連載を終了した年でもありました。手代木史織『聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話』は最後まで破綻することなく前聖戦を書き切ってくれたのが嬉しい。柏原麻実『宙のまにまに』も綺麗な終わり方だったと思います。新谷かおる『クリスティ・ハイテンション』は所謂“語られざる事件”に入ってからはちょっと低調でしたね。但し,『聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話外伝』と『クリスティ・ロンドンマッシブ』と番外篇・続篇が連載されているのは嬉しいです。他に印象に残った作品は都戸利津『燈港メリーローズ』,平野耕太『ドリフターズ』,川下寛次『当て屋の椿』,柳原望『高杉さん家のおべんとう』など。緑川ゆき『夏目友人帳』の面白さも安定しています。新人作家では村山慶『セントールの悩み』が面白かった。2012年の飛躍を期待したいものです。

 2012年も素敵な漫画に少しでも多く出逢えれば,それだけで満足です。感想もある程度はきちんと書いていきたいもの。読んだ漫画の感想を全部書くのは不可能ですが,せめて50冊程度の感想は書きたいと思っています。これ以上,手を広げるのは流石に厳しいのですが,それでも視野を広げて今まで触れたことのない分野にも挑んでいきたいと思います。購入量は流石に減らしたいと思っているのですが,どうなることかは分かりません。
posted by 森山 樹 at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文

2011年01月06日

2010年の反省と2011年の抱負

 購入数は2009年の184冊から一気に増えて230冊。その分,読書も順調だったはずですが,流石に消化できずに積読となってしまっている作品が増えてしまったのは問題です。それでも昨年を上回る60冊の感想を書くことが出来たのは収穫と言っていいでしょう。漫画雑誌では年間を通じて購入したのはCOMICリュウと月刊アフタヌーンの2誌。但し,後半からは月刊コミックフラッパーを再び買い始めました。それ以外では,Fellows!やウイングスも何冊か購入しています。この傾向は来年も変わらない筈。但し,コミックフラッパーは再度購入を取りやめるかもしれません。

 個人的に2010年最大の話題は華不魅『GLAMOROUS GOSSHIP』の連載再開及び新刊刊行に尽きます。数年前から予告されながら,漸くの復活となりました。作者の体調面に不安はありますが,少しずつで良いので最後まで描き切って欲しいと切に願います。また,連載開始から数年を経て久しぶりに安永航一郎の単行本が刊行されたのも大きな出来事。『青空にとおく酒浸り』の売る気のない表紙がたまらなく好きです。週刊バンチの休刊を受けて,せっかく始まった巻来功士『ミキストリII』が終わってしまったのは残念。一応,現在は『ゴッドサイダー・サーガ』なる新連載を始めているそうです。

 印象的だった作品は麻生みこと『路地恋花』,いけだたかし『ささめきこと』,東冬『嵐ノ花叢ノ歌』,ヤマシタトモコ『BUTTER!!!』など。特に『路地恋花』と『BUTTER!!!』は今一番好きな作品かもしれません。ヤマシタトモコは『HER』も良かったな。相変わらず,自分の少女漫画系作品好きなのが如実に表れています。勿論,上述の華不魅『GLAMOROUS GOSSHIP』の最新刊も楽しませていただきました。連載が終わった『魔法使いの娘』や『暴れん坊少納言』も大好きな作品でしたね。ともに納得のいく結末だったと思います。『魔法使いの娘』は続篇の『魔法使いの娘二非ズ』に期待しています。

 2011年は東京都の青少年健全育成条例改正が何処まで影響するのか非常に気がかりです。特に漫画業界はその標的となっているだけに影響は少なくない筈。少しでも多くの素敵な漫画に出逢えることを願って止みません。そして,少しでも多くの感想を書けたらなと思っています。
posted by 森山 樹 at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文

2010年01月09日

2009年の反省と2010年の抱負

 読書量自体は順調だった一年でした。ただし,反面,これまで以上に購入する作品が増えたことで積読漫画をそれなりの数作ってしまったことは痛恨事。これから少しずつ手をつけていこうと思います。また,これまで基本的には購入しなかった漫画雑誌を,それも3誌も買い始めたのが昨年から。そのうち,コミックフラッパー誌は『ふたつのスピカ』の連載が終了したことに伴い,2010年からの購読は止める予定です。月刊アフタヌーン誌及びCOMICリュウ誌は今後とも引き続き購読します。やっぱり楽しみにしている漫画が3つ以上はないと購読は厳しいですね。今は亡きマガジンZ誌も買っておけばよかったかな。

 2009年で印象的だった漫画は多々ありますが,新たに始まった作品では森薫『乙嫁語り』や伊藤勢『闇狩り師 キマイラ天龍変』,黒釜ナオ『解剖医ハンター』あたりが特にお気に入り。一方で柳沼行『ふたつのスピカ』や浜名海『大江戸ロケット』は完結しました。ともに大好きな作品だっただけに残念ですけれど,特に『ふたつのスピカ』はきちんと収まるべきところに収まった素敵な終わり方に思えます。また,日坂水柯『数学ガール』も大変に印象的な作品でした。原作を丁寧になぞりながらも,違った形で魅力を発揮してくれたように思います。出来れば,続きも書いて欲しいものです。敢えて,2009年に読んだ漫画の中で最も心に残った一冊を挙げるとするならば,都戸利津『環状白馬線 車掌の英さん』ということになるでしょうか。心温まる素敵な物語が堪能できました。これも叶うならば是非とも続きが読みたいところです。

 2010年の目標は素敵な漫画にたくさん出逢うこと,そして一冊でも多くの感想を書くことにしたいと思います。不本意ながらも積んでしまっている漫画も少しずつ消化していくつもりです。
posted by 森山 樹 at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文